アスベスト事前調査について

2021年4月1日より、アスベスト（石綿）の有無の事前調査が義務付けられ、翌年の2022年4月1日より、その事前調査結果を報告する制度がスタートしました。
当社でも大規模修繕工事をおこなうすべてのお建物について、有資格者による事前調査を実施し、調査結果を厚生労働省および労働基準監督署、必要に応じて各自治体へ報告しています。

アスベストの事前調査は、お建物の目視と、お客様からお預かりした設計図書の確認、および専門の調査機関による分析を実施しています。
調査機関で分析をするにあたり、まずはお建物の外壁の一部を採取させていただき、厳重に梱包した上で調査機関に送付します。

（写真は梱包前の状態）

調査が完了すると調査機関から分析結果が届きます。
アスベストが【含有あり】だった場合は、工事で使用する材料にも影響がありますので、着工までにそれらを準備します。また、調査だけでなく作業にも資格が必要なため、各現場で有資格者の担当者が対応します。

工事でアスベストの飛散がないように、封じ込めるような塗材を使用したり、HEPAフィルター付きの集塵機付きの工具を使用します。

品質管理課では、工事の着工前から様々なことについて調査、検討、準備を重ねています。
お客様にご満足いただけるだけでなく、工事中も安心して過ごして頂けるよう、今後も常にアップデートしながら取り組んでまいります。

品質管理課