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先日、中野区にある個人所有の邸宅の大規模修繕工事を受注しました。
2019.10.04
JR中野駅から至近の住宅街の中にある3階建ての鉄筋コンクリート造りの建物ですが、庭部分が1階分嵩上げされており、実際の高さは4階建て程度にもなる豪奢な邸宅です。
そのような建物ですが建ってから50年間、大規模修繕は今回が初めてとなります。
外壁の下地補修・塗装を、足場を組んで行います。
建物を間近で見ると、当時相当な手間をかけて建てられたことがよくわかる造りになっています。
タイルは3種類使われ、壁の仕上げはモルタルと打ち放し、そのほか今では見られない人研ぎ仕上げも広い部分で使われています。


現場調査の際にオーナーとお話しし、オーナー家族はこの壁の風合い・味に強いこだわりを持っていることが分かりました。
そこで提案では、今の風合いを最大限生かす仕上げを施す方針としました。
具体的には、打ち放し部と人研ぎ部には通常の塗装を行わず劣化を防ぐために高浸透性を持ち壁にしみこんで防水効果を発揮する塗装剤を使用することにしました。
これでしたら外見上は塗装を施したことが分かりません。
直接の提案相手はオーナーのご子息になりましたが、提案説明の段階でご子息も弊社の提案意図をご理解いただけたようでした。
今回はオーナー家族と長い付き合いのある地場業者との2社コンペでしたが、結果は弊社の案が採用されご契約を頂くことができました。
弊社の提案がよりオーナーのこだわりに沿っていたのだと思いますし、このようなオーナーの思いに応えなくてはいけないという緊張感が沸き上がってきます。
弊社をお選びいただいたことへの感謝の念を忘れずにオーナー家族に相対してまいりたいと存じます。
営業部 加藤
