大田区某外装工事現場 足場解体工事 -2017年2月16日-
2017.02.20
大田区の大森駅付近にある、10階建て某マンション大規模修繕工事の進捗情報です。
先日、工事中にご依頼をいただいた給排水設備工事が完了し、足場の解体が行われました。
今回の給排水設備工事は、「水道直結工事」が行われました。
マンションの水道設備は、通常水道水を一度タンクに水をためて、ポンプで屋上の水槽に揚水し、重力に
よって各家庭へ水道水が送られるようになっていることが多いです。
近年はタンクに水道水を溜めることはせず、水道の本管から直接各家庭へ送水することが可能です。
本管圧の確認は必要ですが、3階まではポンプは不要だとされていて、4階以上でも増圧ポンプを使うこと
で直接送水することができます。
水道直結工事を行うことで、以下のようなメリットがあります。
◇水道の本管から直接各家庭へ「新鮮な」水を供給できます。
◇タンクなど水道設備の衛生管理費や維持管理費が節約できます。
◇電気代が節約できます。
などがありますが、デメリットとしては、停電した場合に「貯水役」の受水槽・高架水槽がないためすぐ
断水してしまいます。また、道路部分から水道メーターまでの給水管を現状より太くする増径工事が必要
となった際、メーター口径が大きくなり水道料金が増額となる場合があります。
当社では、現場調査を行った上で見積書と、下記のようなプレゼン資料を作成しています。
新規に水道メーター・増圧ポンプを設置し、メンテナンスを考え屋外に配管ルートを新設するという工事
ですが、工事期間内に無事完了することができました。
下記の写真は、新規にメーターを設置している様子です。
増圧ポンプ設置中の様子です。
新規配管ルートの配管と、既存給水管とを接続しています。
施工前 施工後
現在は、足場があったためできなかった外部階段の防水工事と、建物の下廻りを残すのみです。
足場設置中 足場解体後

塗装工事完了後の様子です。
足場を設置している期間に、こうした設備工事を含めて行うことで、工事費用の合理化ができるので、
外壁工事と合わせて設備の更新工事を行うお客様も増えています。
残りわずかとなりましたが、工事完了まで気を抜かずに作業を進めていきたいと思います。
業務課 平野
