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拾いソフトを使いこなすために
2024.08.30
当社の積算業務は、まず現場調査を行い、お建物の状況などしっかり把握した上で、積算・提案を進めます。


弊社で使用している拾いソフトはCADベースの拾いソフトです。
スキャンした図面をなぞって必要範囲の面積や長さのデータを抽出します。
拾いソフトの良い点としては、複雑な形状でも面積や長さの計算が必要ないところです。

気を付けなければならない点は、外周が直角でない建物の立面図で斜めの面が、図面に正対していない場合、図面上の範囲は実際の面積とは違ってしまいます。
似たような状況は、平面図でも起こります。
よくあるパターンとしては、階段の段裏の面積が必要な場合に平面図をそのままなぞってしまうと、斜めの段裏は実際の面積より30%ほど少なくなってしまいます。

手作業でも同様の危険はありますが、図面をなぞって面積とする拾いソフトの方が、寸法から数量を追う手作業よりも、この手の間違いを起こし易くなります。
正確な数量を拾うには、計算ミスのない拾いソフトであっても、しっかりと図面を読み取って建物を把握し、どの部位をどのように拾っていくかを見極めることが重要です。

図面の線の一本一本が何を示しているかを突き詰めて作業を進め、効率の良い正確な数量の拾いを行っています。
建設部 積算課